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2022年1月16日代表日記

社会人に必要な2つのスキル

社会人として生きていく上で僕が絶対に欠かせないと思っているスキルが2つある。

医療専門職に限らず、営業職だろうが、プログラマーだろうが、全業種で必要だと思っている。
もう絶対小学校の義務教育に入れた方がいいくらい!

それは
①PDCAを回す
②メタ思考

この2つのスキル。

まずはPDCAから。

僕は社会人1年目に病院研修で学んだんだけど、本当に使いこなせている人ってどれくらいいるのだろうか。

P計画→D行動はみんな得意。
けどCのcheck 検証がなかなかできない人が多い。

Cがないと延々とP→D、P→D、P→Dの繰り返しになってしまう。
計画を立てて行動する。この繰り返し。

すると、何が上手くいった要因だったのか、逆に何が上手くいかない課題/反省点だったのかが分からない。
すべてがいきあたりばったりになってしまう。

たまたま上手くいく道を選択していた時は良い。
けど間違った道を選択し続けてしまうこともありうる。

「色々試してるけどなんで上手くいかないんだろう…?」
と沼にハマってしまう。

P→Dと行動したあとに、必ずCの検証を入れる。
このコツはPの計画立案、全員でのミーティングの際にその場で「じゃあcheckはいつにする~?」って決めること。

例えば、営業だったら毎週金曜の終礼でその週の目標件数が回れたかcheck(振り返り)を行う。そして来週の動きとしてA調整に活かす。
こうしてはじめてP→D→C→Aが回り出す。

例えば、チームの書類の入力時間を短縮したくて、書類ごとのテンプレを作成したとする。
作成して(P)現場で試してみる(D)。
これで終わってしまってはテンプレ導入したことに満足して終わり。

目的は「作業時間の短縮」で、そのための手段がテンプレ導入。
けどいつの間にか、テンプレ導入するという手段が目的化してしまう。

ここでも大事なのはCのcheckを入れること。
導入してみて1か月後にcheckとして、本当に書類の入力時間が短縮されているのか、現場検証すること。

検証結果、以前より時短になっていれば良し。
テンプレ導入したことで逆に時間が延長してしまうようであれば本末転倒。
PDCAのC→Aに入り、テンプレ導入案を見直し、次の改善手を考え直す必要がある。

PDCAを回すことでチームはどんどん前に進むことができる。

次はメタ思考について。

こっちのスキルも超大事だから少し長くなるかも。

ものごとには具体と抽象がある。
具体的な世界と抽象的な世界。

「メタ思考」とは具体と抽象の両方の世界の往復運動を自在に行うことができるスキル、そしてどこまで抽象の方向へ思考力を上げることができるかが重要。

具体→虫の目
抽象→鳥の目

とも言いかえれる。
具体は目の前の具体的な事象。
抽象は目の前から一歩引いて全体をみる視点。

目でもっと例えるなら、
①蟻の目
②木に止まっているセミの目
③空を飛び回るツバメの目
④飛行機の目
⑤人工衛星の目

この目のレベルって人によって様々。

①の人は蟻のように目の前のことしかみえない。
けど、②はツバメのように一気に抽象度があがり、みえる景色が広い。隣町までみえている。
⑤にいたっては人工衛星のように国全体を超え、地球全体のことまでみえている。

抽象的な視点が高い人ほど色々なものがみえる。

この辺の説明って書きながら思うけどむずい。。
この説明自体が具体性がなく抽象度が高い説明になってしまっている。。

絵で描いた方が分かりやすいかもなので絵でも示してみる。

我ながら下手くそな絵だけど、この絵で示す通り、
一番下の蟻の目の人には真横の黒い空間は気付いていない。けどその上にいるツバメの目を持った人にはみえている。
真ん中のツバメの目を持った人にもまだみえていない領域がある。けど一番上の人工衛星の目を持つ人にはこの絵の全体がみえている。

もう少し分かりやすく身の回りでの「具体↔抽象」の例えを。

■例え①:企業理念と現場

どの企業にも理念がある。ピラミッドでいう頂点にある価値観。
この理念はかなり抽象度が高い。
ここからすべての事業、そして1人1人の具体的な行動へとピラミッドを降りていく。

HanabiのMission(理念)で言うと、
「関わる人すべてを、もっと幸せに」

すべてはこの言葉に始まり、Hanabiで行う事業のすべてはここに集約されていく。
「Hanabiはなぜ訪看をやってるの?」の問いを登っていくとこのMissionに辿り着く。

そしてこのMissionから「具体」に降りると、
訪看で働く1人1人の行動へと繋がっていく。

これが企業内でみた時の具体と抽象の関係性。

■例え②:指示の出し方

仕事中、相手に指示を出す際も「具体↔抽象レベル」の見極めが重要になる。
指示を出す側は、相手が「具体↔抽象」のエレベーターをどこまで上がることができるのか、つまり相手がどのレベルまで抽象度を上げることができるのか、を常に見極めて指示を出す必要がある。

例えば、以下2人の新人営業職がいたとする。
・Aさん:抽象度が高く、色々と自分で考え行動できる
・Bさん:抽象度が低く、細かく具体的な指示を出してもらいたい

今月の目標として、1人新規受注10件を取ることになった。

これから上司はAさんとBさんに目標を伝え、2人の新人へ指示を出すという場面。

Aさんには「目標は受注10件!やり方は任せるから今月中に達成してくれ!」でおk。
Aさんは目標達成するために色々と自分で考え動き出す。
営業を回るのはもちろん、接待、チラシ作成、SNS、ダイレクトメールの活用、あらゆる手段を活用し目標達成に向かう。

一方Bさん。
Aさんと同じ指示を出すと大混乱を起こす。
「え、、それで私は何をやればいいのですか?、具体的な指示がないと動けません」となってしまう。

そこで上司はBさんに対し、「目標は受注10件!そのためにBさんには今月営業を100件回ってもらおう。1週間25件ペースになるから、このエリアでリスト作成し、計画的に営業を回ってくれ!」と具体的な指示を出す必要がある。

具体的な指示を出すことでBさんは仕事に集中することができる。

では仮にAさんに、Bさんと同じような具体的な指示を出したらどうなるか?

Aさんの才能や可能性をすべてつぶしてしまうことになる。
Aさんは営業、接待、SNS、ダイレクトメール等々、目標達成のために頭の中に描いている多くの戦略がある。
それを「営業100件回ってくれ!」と具体的指示で縛られてしまうと、窮屈になってしまう。

Aさんの場合は、「目標達成のために上手くやっといてくれ!」というような抽象的な指示の方がパフォーマンスを発揮できる。

だから指示を出す側は常に相手が「具体↔抽象」のエレベーターをどこまで上がることができるのかを見極め、その上でパフォーマンスが発揮できるよう相手に合わせた指示を出す必要がある。

そしてチームとしてはAさんのような人が多ければ多いほど良い。
お互い細かい指示は不要になり、意思決定もスムーズになっていく。

チームワークを発揮するために、前に進むために、チーム全員のメタ思考力は高ければ高いほど良い。

この2つのスキルを身に着けるために僕がおすすめする本は2つ。

①PDCAに関しては、
鬼速PDCA(著:冨田和成)

②メタ思考力に関しては、
「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問(著:細谷功)

これ読んでおけば基本的な部分は学べる。
あとは実践あるのみ。

医療専門職としての専門知識は言うまでもなく重要。
プラス花火では一緒にチームを組む上で重要視したいスキルセット!

てか個人的には全人類学ぶべきだと思う!


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