ここ数日ニーチェについて勉強してる。
「神は死んだ」
の言葉で有名な19世紀の哲学者。
ニーチェの思想からは「てめぇら本気で生きろ!」というメッセージを感じる。
「永劫回帰」
「力への意思」
「超人」
色んな概念をニーチェは生み出してるけど、今日はその中でも「超人」について。
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ニーチェは「神は死んだ」という言葉でキリスト教によって構築された世界観を否定し、世界には何も意味がなく、虚構であるとした。
古代の弱者たち(奴隷扱いされていたユダヤ人)が自分達こそ救われるべきだ!と考えて心の中に「神」を生み出した(ここでいう神とはユダヤ教→キリスト教)。
イエスは「汝の敵を愛せよ」と言う。
弱くても神を信じていれば死んだ後に天国に行ける。
強くても威張ってるやつらは地獄に堕ちる。
みたいな。
あの世で神様が救ってくれる、と信じないと現実が苦し過ぎて生きていけなかった。
だから神を生み出した。
ニーチェは「この世は弱肉強食で成り立っている」と言う。
動物の世界では強いものが弱いものを食べる。
戦争だってそう。
資本主義でも弱肉強食の摂理。
資本家が経済力の強さで人間を支配する。
これが現実。
この弱肉強食の世界で神の教え(イエスの教え)を信じていても何も変わらない。
「弱者の俺らは救われて、強者は地獄に堕ちるんだ~!わーい!」なんて言ってても誰も救われない。
神なんて弱者が創り出した幻想にすぎない、と言う。
ニーチェ先生厳しい。
ここからニーチェは「末人」と「超人」という概念を提唱する。
古代から時代は進み、戦争に負けても奴隷や囚人にされることはなくなった。けど代わりに「金銭」を奪われるようになった。
負けた国は勝った国の植民地になり重税を課せられたり、商品を安く買い叩かれたり。
けど、奴隷になるよりはマシ。
税金を取られても死なない程度に金が残れば酒を飲んで楽しく過ごすこともできる。
労働が終われば、また酒を飲めるし、家も家族もある。
同じように働く仲間もいる。
どれも”まあまあ”持っている。
それ以上何も欲さず、ただこう思う――
「このまま高望みせず気楽にやっていこうぜ!うぇ~い!」
この状態を「末人」という。
なんかカイジの世界観が浮かぶ。
これ現在でもあるあるな生き方。
対して「超人」とは、自分の弱さをごまかすために神を生み出してきたが、弱さを克服して自分に誠実に、強い精神を持って積極的に生きる人間のこと。
末人が溢れ、神が死んだ世界において、自分達がどう生きるべきか。
その答えが超人。
「どう生きたいか」を自分で決める。
だって神が死んだ今、人間はもう誰にも助けてもらえないんだもん。
ここから先へ進むには人間が人間自身を超えていくしかない。
ラクダのように重荷をいとわず
獅子のように己の強い意志を貫き
幼子のように人生とたわむれる。
それが超人。
ニヒリズムに立ち向かうための前向きな生き方。
僕はニーチェの言う超人の生き方にめちゃくちゃ共感する。
「これくらいでいいや」とか「まあまあ」ってのが嫌い。
やるなら全力。
やるなら1番。
「あーやり切った!楽しかったー!」って人生終えたい。
なにかしなきゃ!とか、毎日を退屈に感じてる人にお勧めの哲学。
最後に、
福岡市で訪問看護をやってるので、これ読んでくれた看護師の方!(リハビリ職の方も!)
会社説明とか訪問体験やってるので気軽にお問い合わせください〜。
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