いやーこれは全てのリーダーの必読書だと思う。
古い本なんだけど読みやすくて面白い!
簡単に要約。
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アムンセンとスコットによって繰り広げられた南極点到達レースの実話。
20世紀初頭、まだ誰も南極点に足を踏み入れた人はおらず、どの国が極点に一番乗りするかは大きな関心事だった。
そんな時代の中、ノルウェーのアムンセンとイギリスのスコットがほぼ同時期に南極点を目指し、結果はアムンセンの勝利に終わった。
アムンセンは南極点に到達し、チーム全員が無事に帰りつくことができた。
一方、スコットはというとアムンセンの2カ月遅れ(多分、期間は忘れた)で南極点へ到達できた。
だが、帰路でスコットを含むチーム全員が死んでしまうという最悪の結果に終わった。
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アムンセンとスコットのリーダーシップを通して、リーダーの在り方というものを考えさせられた。
アムンセンのチームは全員の士気が高かった。
それはアムンセンがチーム全員が主体性を育むようなリーダーシップを発揮していたから。
どうすれば隊員の1人1人が自主的に楽しんでやれるのかを考え、まず隊員自らに考えさせるような声掛けをしていた。
そしてユーモアを忘れず、楽観的だった。
「途中でダメだったら引き返せばいいよ」
マイナス40度の世界、クレパスがあちこちに口を開き、少しでも油断すると命を落とすような環境。
そんな極限状態で絶望に沈むことなく、アムンセンのチーム全体の雰囲気は明るかった。
南極点到達までもう少しというところでも、「さあそろそろ行こうか」と明るい軽やかなノリで出発している。
一方、スコットは「ここは本当に恐ろしいところだ」と書き記している。
この本を読みながら自分はどうだ?、自分ならどうする?と何度も自問自答した。
アムンセンは、
主体性を育むことの大切さ、いつだってユーモアを忘れず、楽観的な態度でいることの大切さを教えてくれる。
下手したら全滅するかもしれないって環境で(現にスコットチームは全滅)、1人も脱落させずに生還するって凄くない?
今書いたの以外にもにもリーダーとして参考になる部分が詰まっていた。
もっと色々書きたいけど眠くなってきたからここまで。
管理者、リーダーの方におススメの1冊。