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2022年1月5日読書記録

【書評】生物から見た世界

「生物から見た世界」
著者:ユクスキュル(ドイツの生物学者・哲学者)

あらゆる生物はそれぞれ「環世界」と呼ばれる主観的な世界の中で生きている。それぞれの生物がシャボン玉に囲まれているようなイメージ。
環境の客観的現実がそのままの形で環世界に登場することはなく、どの生物も自分の知覚や作用トーンに応じた主観の世界で生きている。

超ざっくり要約すると↑こんな感じ。

この概念って生物間だけじゃなく人間同士でも存在するなあと考えた。

例えばYouTubeとかインスタグラムとか新聞とか、自分が観たい情報ばかりを取り入れ、その偏った情報から自分の価値観や世界観がつくられていく。
だからこそ全く同じ仕事をしていても、1人1人見る角度が全然違ったり、モチベーションが違ったりする。人生で大事にしたいものも違う。

前回の記事で書いた「多様性」とも繋がっていて、このお互いの環世界の違いを理解し合うってめっちゃ難しい。

・自分の主観的世界がすべてではない。
これを頭の隅に置いておくだけでも生きやすくなる。

・仲間の環世界を知る努力をする。
チームの仲間と積極的にコミュニケーションを取り、どういう経験を経て、どういう価値観を持っているのかをお互い共有する。

世界の見方を変えるきっかけになった本。

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