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2022年6月3日代表日記

言語を拡げることで思考力が拡がっていく

今、構造主義の勉強にハマっていて、レヴィ・ストロースの「悲しき熱帯」を読んでいる。

構造主義の種になったソシュールの言語学の考え方が面白いと思ったのと、「これって組織にも使えるんじゃね?」って思うことがあった。

ソシュールの言語学の一部を僕の解釈でめちゃくちゃ簡単にまとめると、

世界には色んな事物(山、川、犬とか)があるけど、その個々に意味が存在するのではなく、そこに言語が与えられはじめて意味が生まれる。

例えば、
ある民族で「犬のような動物」に対し、それを指す言葉が「犬」しかなかったら、「あれは犬だ!」としか認識しない。

けど、「犬」、「狼」、「山犬」などの言葉が存在していれば、それぞれを別のものだと区別することができる。世界が広がるというか、より細かく認識することができる。

「あれは狼だね!」
「こっちは山犬だね!」
みたいな。

言語が世界の認識の幅を拡げたり、より解像度を上げる手助けをするようなイメージ。

逆に言語化できないものを思考することはできない。

会社のチームでもこれは当てはまるなあと感じている。

例えば、
「具体と抽象」
「PDCA」
「心理的安全性」
「戦略と戦術」
とか。

その言葉を知るだけで、その概念を認識し始める。
認識ができれば、思考がその言語の周辺にも拡がっていく。

白紙の画用紙に青色の水滴をランダムにポタポタ垂らすと、垂らした箇所にジワーっと色が拡がっていき、徐々に画用紙が青く染まっていくようなイメージ。

そのチームで大切にしたい価値観や共通言語にしたいワードとかをリーダーが意図的に口にしたり、普段の口癖にするだけでも、そのワードの周辺に思考が拡がって、チームの成長に繋がるのかもしれない。

PS
志津代さん誕生日おめでとう!!


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