この本を手に取ったきっかけ。
フロイトの精神分析学を読み面白かったのと、ちょうどマズローの欲求階層説を最近よく目にするようになり、本格的に学びたいと思ったから。
一番印象に残った部分について語ろうと思う。
「自己実現欲求」と「リーダーシップ」について。
僕はこれまで自己実現とは自分がやりたいこと、人生において成し遂げたいことに挑戦することだと思っていた。
けどちょい違っていた。
「自己実現」とは、
人が潜在的に持っているものを開花させて、自分がなり得るすべてのものになり切ること。つまり、より一層自分であろうとする欲求が自己実現欲求。[引用]
だそう。
一言で言うなら、
「ありのままの自分自身であること」
自分の長所や短所を理解し、長所を活かし能力を発揮している状態。
安全欲求や所属と愛の欲求、承認欲求を満たし、最終的に人間が求めるものが、より一層自分であろうとする欲求。それが自己実現欲求。
これも知らなかったことなんだけど、マズローは経営学の領域でも研究をしていた。
マズローは自身が説く人間性心理学を経営学に適用しようとしていた。
その中でも僕の印象に残ったものが自己実現とリーダーシップの関係。
めっちゃ簡単に要約すると、
「自分自身であること」による自分に対する自信が、結果的にリーダーシップを生み出す。
自分を飾らず、
かっこつけず、
ありのままの自分でいること、
弱みをさらけ出し、
強みを活かす。
これがリーダーシップにつながる。
巷には「リーダーはこう在らねばならない」というリーダー論がたくさんあるけど、僕はマズローの方がしっくりくる。
僕自身はマズローの言う自己実現ができているのか?と問われると、できてるとは言えないかなあ。
周りや社会に求められる自分を作っていたり、飾っている部分、演じている部分がたくさんある。
すべて剥がしてありのままの自分自身であること。
簡単なようで難しい。
自己実現するためには、
まずは自分自身がどういう人間なのかを知ることからなのかなーと。
この辺りはもう少し深掘りして考えたい。
またどこかでまとめまーす。